神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

日本新薬こども文学賞の絵画部門で最優秀賞に輝いた いげた ゆかりさん(本名:飯島ゆかりさん) 上郷在住 33歳

公開:2017年12月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

好きな事をやって生きる

 ○…舞台美術から店内ディスプレイ、絵本制作など、様々な作品を手掛けてきた芸術家。独特のイラストが描かれている真っ赤な名刺を差し出し、「よろしくお願いします」と物腰柔らかく挨拶する。6年前に落選した「日本新薬こども文学賞」に再び挑戦し、最優秀賞を受賞。電話で報告を受けて「嬉しかったのですが、絵本制作が待ち構えていると聞いて、喜びは束の間でした」と微笑する。

 ○…幼い頃から絵を描くことや折り紙・ビーズなどでモノを作るのが好きだった。進学を間近に控えた高校生のとき、画家だけで生計を立てられるのは一握りで厳しすぎる世界と周囲から諭され、その道に進むのを断念。大学時代は絵本スクールに通い自分の好きな事を続けた。卒業後は教育関係に就職。高校生に受験対策や進路指導を2年ほど続けるも絵描きになりたい思いを忘れられず、退職し専門学校へ。岐路に立った当時、「自分の好きな事をやれる。やっと自分の人生を歩んでいける」と感じたという。専門学校の卒業制作は150人中2位に入ったり、その後も三鷹市にある「星と森と絵本の家」で優秀賞に選ばれるなど、水を得た魚のように活躍した。

 ○…”真剣にやらないならやるな”がモットー。受賞を受けての絵本制作は忍者をテーマにした物語。忍者について詳しく知ろうと、三重県の博物館まで足を運ぶという姿勢からもその性格が感じ取れる。絵を一つ描くにもあらゆる視点から物事を捉えた上で作業に取り掛かるという。「全てやり切れているか、と自問自答するようにしています。遠回りした分、色々と考えさせられました」

 ○…宮城県仙台市出身で有名な製茶店で育った。結婚を機に海老名へ。引っ越しの理想は図書館が近くにあるところ。「調べものをするのに中央図書館によく行きます。画家としての目標は実家の名前ではなく、自分の名前を憶えてもらうことですね」と笑った。

<PR>

海老名・座間・綾瀬版の人物風土記最新6

吉久 治朗さん

ロマンスカーミュージアムの館長に4月1日付で就任した

吉久 治朗さん

海老名市めぐみ町在勤 58歳

4月19日

加藤 謙次さん

海老名市の給食調理施設「食の創造館」の館長を務める

加藤 謙次さん

海老名市在勤 45歳

4月12日

斉藤 武夫さん

小園地蔵堂保存会の会長を務める

斉藤 武夫さん

綾瀬市小園在住 71歳

4月5日

三橋 秀子さん

3月31日に開催する「あやせ中央公民館まつり」の実行委員を務める

三橋 秀子さん

綾瀬市寺尾中在住 74歳

3月29日

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

月刊少年エースでマンガ「理香さん、結婚してください!」を連載する

Nomoさん(本名:井上のも(乃茂))

海老名市在住 28歳

3月22日

増茂(ますも) 邦雄さん

「ざま子育てフェスティバル」の実行委員を務める

増茂(ますも) 邦雄さん

座間市相模が丘在住 63歳

3月15日

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

海老名・座間・綾瀬版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

綾瀬で初公演

ロジェ・ワーグナー合唱団 好評発売中

綾瀬で初公演

心に響くゴスペルなど

4月28日~4月28日

海老名・座間・綾瀬版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook