卒業や入学、退職など春のギフトとして重宝される胡蝶蘭。5月8日(日)の母の日の贈り物としても人気で、市内栗原にある(有)座間洋らんセンターでも出荷に向けた最終作業に追われている。
「各家庭へのお届けに備えて今は、仕立てという作業をしています」と話すのは、同センターの加藤春幸さん。この作業は、ワイヤーを使って茎を固定し、花が最も美しく見えるよう整えるもので、出荷前の最終調整となる。
1年を通じて栽培、販売される胡蝶蘭。なかでも3月〜5月が出荷ピークとなる。消費者の傾向としては、テーブルなどに置けるほどの小型サイズが年々人気になっているという。「核家族化が進んだり、マンションに住む人が多くなったのが要因では」と加藤さんは分析している。また、母の日のプレゼントとしては、ピンクや赤、黄色、白など標準的な色を好む人が多いそうだ。
胡蝶蘭の観賞期間は、一般的に1ヶ月〜1ヶ月半ほど。家庭で手入れする際は、水の与えすぎに注意が必要となる。今の時期なら1ヶ月に1〜2回、夏場でも一週間から10日間に1回ほどだという。直射日光を避けることも重要で、「日が射す窓際は、昼が暑く、夜は涼しく温度差が大きい。花にストレスを感じさせないようにして下さい」と加藤さんは話していた。
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