座間市入谷にあるギャラリー・アニータ館長の工藤恒子さんが、初となる個展「新聞コラージュ展」を開催する。現在、作品の制作中。作品展は9月15日(木)から、同ギャラリーで行われる。
写真や印刷物などを切抜き、さまざまに組み合わせて貼り付け、ひとつの作品に仕上げる近代アートの一種、”コラージュ”。工藤さんは新聞に掲載されている全面広告を材料に、コラージュ制作を進めている。
2007年に開設したギャラリーでは、翌年から子ども向けのワークショップを開催してきた。毎年20人ほどの参加者が新聞広告を使ったコラージュで、絵画やうちわなどを作っている。
作品の材料にと工藤さんは数年前から広告を収集してきたが、美大卒でデザインを勉強したこともあり「斬新なデザインやきれいなインクをあしらった新聞広告は見ているだけで楽しい」と、年々新聞コラージュに惹かれていった。子どもたちの作品のおもしろさに、自分もやってみようと個展開催を決めた。
作品のテーマはマグマ。制作に取り掛かったのは昨年の3月からで九州の新燃岳噴火のニュースをテレビで見て、自然の脅威や強さを表現したいと思ったという。そんななか今年3月には東日本大震災が発生。「思っても見なかったことで驚いた。自然の恐ろしさにあぜんとした」。畏怖を抱きながら制作を進めている。
自宅では小さなベニヤ板へ、ギャラリーでは縦2メートル、横80センチメートルにおよぶ巨大なベニヤに向かって指やはさみで新聞の切り張りを続ける。当日は15点の作品が並ぶ予定。
作品展は9月15日(木)から20日(火)まで。時間は午前11時から午後6時。入場無料。問い合わせはギャラリー・アニータ【電話】046(254)4833/座間市入谷4の1869の5。
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