入谷在住の渡邉隆弘さん(75歳)が作りためた第二次世界大戦中の飛行機プラモデルで、初の個展を行う。展示を通じて、平和の尊さを伝えることが目的。9月23日(金)から30日(金)まで、座間神社会館すいめいで開かれる。
同展では、戦中の4大戦闘機と呼ばれる「スピットファイアーMk・Vb」(イギリス)、「零戦五二型甲」(日本)、「P―51ムスタング」(アメリカ)、「フォッケウルフFw190A―5」(ドイツ)などを中心に、24点を展示する。作品スケールは主に1/48サイズとなっている。
初の個展にあたり、「軍事的な技術でも戦後復興のなかで平和的に活用され、役に立てられている。それを知って欲しい」と渡邉さん。「そして来場者の方が、平和を願い推進してくれるようになれば」と期待を寄せている。
世界各地巡り創作
渡邉さんが、飛行機のプラモデル作りを始めたのは中学生の頃。社会人になっても続け、定年退職をしてから本格的に取り組むようになった。自宅には100機ほどの完成品が揃い、これから作る予定のキットが150機近くもあるという。
発売されているキットを組み立てるだけでなく、より実機に近い形を再現しようと部分改造を行う。国内に実機を展示する場所が少ないため、イギリスやアメリカなど世界各地の博物館や資料館に足を運び、現地で実機に触れ、写真を撮影し、それをもとに作品に手を加えていく。直径1㎜以下のテグスで、飛行機のアンテナ線を作るなど細かい作業も多い。「展示を見て、『作ってみたい』という人がいたら嬉しい」と話している。
展示は、同会館のギャラリー杜(座間1の3437)で実施。午前10時から午後3時まで。問い合わせは同ギャラリー【電話】046(251)0245。
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