車椅子のまま気軽に移動 市内の企業が開発
自動車デザインやコンセプトカーモデルの制作を行っている市小松原の株式会社YDS(吉松晴雄代表取締役)が、車椅子に乗ったまま運転できる「WCV(ホイールチェア ビークル)」を開発した。東京ビッグサイトで10月5日から7日に行われた、世界の福祉機器を総合展示する「第38回 国際福祉機器展」で展示発表した。
2年半の構想を経て完成。今月から一般に向けて販売が始まった。「WCV」は普通自動車の免許で運転できる3輪の乗り物。リチウムイオンバッテリーで走るEV車で、6時間の充電でおよそ25Kmの走行が可能。バッテリーは最大2セット搭載できる。フレームはアルミで軽量化を図り、本体は強化プラスティック。ハンドルでアクセル、ブレーキ、バックの操作ができる。
また、車のドアを大きく開けることのできない駐車場などでも乗り降りが簡単にでき、日常生活をより便利にとの思いがこめられている。
同社の川津和仁さんによると「事故などでバイクをあきらめていた方に人気がある。日常で気軽に乗ってもらいたい」と期待をこめる。問い合わせは同社【電話】046(204)4088まで。
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