乳がんについての理解を深めようと10月6日、健康講座「胸にしこりを感じたら」が相模が丘コミュニティーセンターで開かれ、近隣などから15人ほどの女性が来場した。
同センターと北地区文化センターが共催した講座。昨年も実施され、乳がんに対する市民の関心が高いことから今年も企画された。講師は、相模台病院(市相模が丘)の坂本いづみ外科医長が務めた。
坂本医長は講座で、乳房にできるしこりとして、30代から40代に多く見られる「乳腺症」、授乳期に生じやすい「乳腺炎」などを取り上げ、「乳房の異常の大半は、乳がんとは関係のない良性の病変です」と話した。一方で、悪性の乳腺腫瘍としての乳がんが、日本の女性の癌のなかで最も患者数が多いことや、約20人に1人が罹患(りかん)している現状を紹介。その上で、「早期に発見することが大切。定期的に検診を受けて欲しい」と呼びかけた。
また、乳がんの検査方法にも触れ、X線で異常を調べる「マンモグラフィ検査」や、乳腺が萎縮していない40代以前の人に適した「超音波検査」を説明した。
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