10人11脚フットレース実行委員長として会をまとめる 末吉 雅則さん 小松原在住 46歳
一本気の実務家
○…足を縛ってスクラムを組み、10人が一気に20メートルを駆け抜ける「10人11脚フットレース」。およそ8万人が訪れるという「座間市民ふるさとまつり」での一大イベントに、開催6回目となる今年は、実行委員長として携わる。全体会議では「選手だけでなく保護者へもインタビューしてはどうか」と提案した。「参加することを全力で楽しんでもらいたい。子ども一人ひとりを主人公にしてあげたいよなぁ」
○…スタートダッシュが鍵。息の合った一歩目が勝敗を分けるという。「強いチームは、足の速い子ほど遅い子に合わせる」。4年前から運営に携わる中で強く感じることだ。「マジな姿に泣かされるよ」と、近所のチームの練習に付き合い、優勝に導いたことも。「仲間意識とか人を助けたいと思う心を、将来に役立ててほしいんだよね」
○…和歌山県生まれ。根っからの正義漢で、クラスのいじめ問題には真っ向勝負。周りには昔から大勢の友人が集まる。近所の田んぼで稲刈り後にできる切り株をティー代わりにしたゴルフ遊びが高じ、高校時代にはゴルファーを目指して練習場へ通い詰めた。そんな日々を過ごした故郷を離れ、大学を機に上京。都会の街では”近隣の助け合い”が、なかなか見られない光景に感じた。いつからか困った人を見過ごす側になることも。「自分にうんざりしたこともあったよ。でもさぁ、変わるんだよね、子どもができると」。今年で結婚10年目。2人の息子には優しい人間になってもらいたい。「子どもに恥じないように」。ポイ捨てしない、道は譲るなど、自分なりの父親ルールを決めている。
○…本業は中古車販売。インターネットに明るく、奥さんの影響からユーチューブでのK―POP鑑賞がもっぱらの楽しみ。スマートフォンもさくさく使いこなす。最近、ゴルフを再開。趣味と子育てに熱中する。フットレースには息子も出場。当日が待ち遠しい。
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