相模が丘さくら祭りでステージに立つ乙女恋のメンバー 岩崎智(さとし)さん 相模が丘在住
みんなの”あねご”
○…結成から2年を迎えるママ友7人のメンバー「乙女恋」。歌はカラオケ程度と謙遜するも、相模が丘の名物歌手”おかしゅう”こと丘秀太郎のバックコーラスを仲間と一緒に鮮やかに彩ってきた。幼稚園やレストラン、コミセンなど、踏んだステージは2桁にのぼる。今年の相模が丘さくら祭りでは、初の乙女恋単独ステージも。「静かに見てもらうのではなく、皆さんと一緒に歌うつもりで。大勢で盛り上げたい」
○…月に1度の乙女恋飲み会を、”おかしゅう”の営む蕎麦屋で開催。「年代が幅広い上、私みたいに気が強いものから天然キャラまで、個性派揃い。一貫して大酒飲みだけど」と快活に笑う。夫婦目下の楽しみは小6になる息子のサッカー。休日は練習や試合に付きっきりで、役員をはじめ、車やお茶係などを当番制でこなしている。「サッカーへの興味は薄かったんだけど、息子につられて夢中になっちゃって」
○…甘えない、頼らない、忍耐強い性格。小学生からバレーボールに打ち込み、特待生で高校へ入学。16歳から寮生活を送った。ポジションはセッター。司令塔としてチームのまとめ役を担い、正月休みもないほどの厳しい練習を3年間耐え抜いた。18歳で上京し、百貨店や外資系化粧品会社に勤務。売上ノルマや社内の上下関係は持ち前の我慢強さで乗り切り「お客様をきれいにすることや仲間との情報交換が楽しかった」。結婚後、座間市へ。「大人しくて優しい旦那様」に毎朝弁当を手作りする。整理整頓が隅々まで行き届いた部屋やキッチン。主婦力もピカイチだ。
○…宮城県気仙沼市出身。両親の無事が確認できたのは地震から3週間後だった。更地になった故郷、瓦礫(がれき)で泳げなくなった海、新聞で知った知人の死に涙する。「『もう泣くな』と向こうの人から励まされて。強くならなきゃと思う」。焦らず一歩ずつ。気仙沼に元の生活が戻ることを祈る毎日だ。
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