市内のよさこい踊りグループ「ひばり鳴子隊」(徳丸静江代表)と「舞花実(まいはなみ)」(横山美津子代表)が4月21日と22日、座間市と都市間交流のある福島県須賀川市で開かれた「釈迦堂川さくら祭り」の舞台に立った。踊りを通じ、復興を目指す須賀川にエールを送った。
同祭りは、須賀川市を流れる釈迦堂川近くで開かれ、約40のよさこい踊りチームが集まった。ひばり鳴子隊と舞花実は座間からのゲストとして参加し、それぞれ「アジアの海賊」と「会いたくて4351」を披露。両手に持った鳴子の音に、観客が手拍子を合わせるなど会場は盛り上がりを見せていた。
福島県のほぼ中央に位置する須賀川市。東日本大震災では震度6強を観測し、ダムが決壊するなど大きな被害を受けた。多くの団体が参加する同祭りも、2011年は中止をよぎなくされていた。しかし今年は、「勇気と笑顔を取り戻そう」(村越節子実行委員長)と、昨年に開催が決まった。そして今年1月、実行委員会は、交流が進む座間のよさこい団体に出演を打診。これを両団体が受け、今回の参加が実現した。
ひばり鳴子隊は、座間の市民ふるさと祭りを通じ須賀川の団体と親交があり、震災直後も連絡を取り安否を確認していた。徳丸代表は「桜満開のもと、広いステージの上で踊れて嬉しかった。自分達のできる範囲で復興を応援したいです」と話していた。舞花実も義援金を送るなど支援してきたという。横山代表は「復興支援の想いを込めて踊りました。今後も機会があれば、支援をしていきたい」と意気込んでいた。
桜の花風車も須賀川へ
両団体の訪問に合わせ、座間で作られた桜の花風車も須賀川市へ送られた。
この風車は、3月と4月に開かれた「さがみ野さくら祭り」の会場に設置されていたもの。柄の部分に、座間の小学生による須賀川への応援メッセージが書かれており、約300本がタワー状に飾られていた。
さがみ野さくら祭り終了後、タワーはいったん解体され、花風車と骨組みを分けて須賀川へ運ばれた。さがみ野さくら祭りの関係者が、釈迦堂川さくら祭りの会場内でミニサイズのタワーを作り上げた。風車は子どもたちに配られ、母親と訪れた磯貝樹梨さんは「とてもきれいです」と喜んでいた。
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