座間市では、市内のコミュニティセンターに、市民が持ち込んだパソコンから自由にインターネットにアクセスできる「FREE SPOT」を、5月18日から導入した。民間のホテルや飲食店で導入している場所はあるが、自治体で一斉に始めるのは、県央地域で初、全国的にも珍しい例だという。
FREE SPOTとは、無線通信を利用してデーターの送受信を行うLANシステム(=無線LAN)によって、ユーザーがインターネットにアクセスできる環境のこと。パソコン周辺機器メーカーの(株)バッファローが幹事を務める協議会が運営している。
FREE SPOTは市内8つのコミュニティセンターに導入された。無線LAN機能が内蔵されたノートパソコンやゲーム機、無線LANカードを装着したノートパソコンがあれば、誰でも利用できる。
設置費用は、モデムの購入代として1台1万5750円、8館合わせて12万6千円。また、ランニングコストは、有害サイトへのアクセスを制限する「iフィルター」が1館あたり年間5250円、全館で4万2千円となる。
設置の経緯
市民協働課によると、コミュニティセンターにはこれまでパソコンが無く、利用者からは設置を望む声があがっていた。設置も検討されたが、費用がかさむこと、一般家庭でのパソコン普及率が上がり導入のメリットが薄れていること、団体の打ち合わせでノートパソコンを持ち込む人がいることなどを踏まえ、据え置き型のコンピューターではなく、インターネットを開放するサービスのほうが需要があると判断した。また、スマートフォンやタブレット型の端末が普及していることも一因となった。
同課では「コミュニティセンターを楽しく利用するために、ぜひ新サービスを活用してください。そして、来館者が増えてくれれば」と期待を寄せていた。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|