首都圏で観測されるのは173年ぶりとなる「金環日食」の観察会が、5月21日に座間総合高校で開かれ、約70人の生徒が集まった。日食がピークとなる午前7時34分過ぎに、雲の切れ間から太陽が姿を見せると、大きな歓声があがった。
太陽と月が重なり、光がリング状に見える金環日食。次に首都圏で見られるのは300年後とあって、観察会には多くの生徒が参加した。
21日の朝、市内の空は雲に覆われ、ときおり雨が降る悪天候に。観察会の会場となった同校の中庭でも、もっともリング状に近くなる7時34分の時点では太陽が見えなかった。テレビがある室内に生徒が移動しようとした37分、1人の生徒から「見えた!」と大きな声が上がった。全員が、専用グラスをかざしながら見上げると、雲の間を縫うようにリング状の太陽が現れ、「すごいきれい」「感動する」という声が次々とあがった。その後も、断続的に日食を観察することができ、生徒は世紀の天体ショーを楽しんでいた。
1年生の女子は「きれいな金環が見られて嬉しかった」と喜んでいた。観察会を企画した根本拓真教諭は「リング状に見える、ぎりぎりのタイミングで観察できた。一安心しました」と話していた。
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