地場産の焼酎などを手掛けてきた「県央小売酒販組合座間支部」(植木富士雄支部長)はこのほど、座間の地下水を使用した発泡酒「座間のひまわりエール」と「座間のひまわりサイダー」を開発した。7月中旬から加盟店舗で発売する。
市内に13カ所の湧水地を持つ座間市は、水道水の約85%を地下水でまかなうほど水に恵まれている。これまでに6種類の地場産品を発売してきた同支部でも、座間の地下水を活用した商品の開発を目指していたが、対応できるメーカーが見つからなかった。しかし、このほど新潟県にある「新潟麦酒株式会社」が、座間の水を使った製造に対応してくれたことで、新商品ができあがった。
ひまわりエールとひまわりサイダーは、座間市の協力のもと、市の地下水を100%使用している。2010年に市内のひまわり畑で収穫された種も原材料となる。また両商品のラベルには、座間市のマスコットキャラクター「ざまりん」がデザインされている。
エールは、麦芽使用率25%未満の発泡酒。310ミリリットル入りで、アルコール分は4・5%となる。発酵させる際にひままわりの花酵母が使われている。さわやかな喉ごしが特徴で、飲みやすい味に仕上がっているという。店頭価格は400円。
サイダーは275ミリリットル入りで、店頭価格230円。本来のサイダーは無色透明だが、マンゴーピューレで着色しており、大地に咲くひまわりの花を表現している。
ひまわりまつりに出店
販売開始は7月中旬からで、取扱い店舗には専用のポスターが貼られる。サイダーについては、座間市観光協会もイベントなどで販売に協力するという。また、同支部では、7月から8月にかけて開催される「ひまわりまつり」(主催/同協会)にも出店する予定。同祭りは、7月26日(木)から31日(火)に栗原会場で、8月17日(金)から22日(水)に座間会場で行われる。
同支部では今年、2400本のエールを、3500本のサイダーを製造、販売する計画を立てている。植木支部長は「念願だった、座間の地下水を使った商品が出来上がりました。両商品とも、元気良く咲き誇るひまわりをイメージしながら、味わって欲しい」と期待を寄せていた。問い合わせは酒のウエキ【電話】046・254・7200まで。
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