創立35周年を迎えた「合唱団すみれ」の代表を務める 松原 重明さん 東原在住 74歳
ハーモニーこそが喜び
○…北地区文化センターで1977年に創立した「合唱団すみれ」。35周年を迎え、記念演奏会を開催する。80代のメンバーが5人おり、平均年齢は74歳。現在は32人で活動する。老人ホームへの慰労訪問や、年に数回の発表会に向けて毎週火曜日に練習している。創立当時からの指導者である奥田紘治さんの丁寧な教えのもと、「やさしい声」で歌う人も聞く人も楽しめるハーモニーを奏でる。
○…合唱団に入り、13年。代表を10年以上務めている。若い頃は、新宿の歌声喫茶に通ったり、カラオケも好きで昔から歌に親しんでいた。妻のサークル活動の送り迎えで文化センターを訪れたとき、合唱団の活動を目にした。歌が好きだったこともあり、妻と一緒に入団。退職後の楽しみとなった。バスのパートを担当し、練習のテープを自宅で聞きながら復習する。「『譜面が読めない』と不安な人もいるけれど、合唱はひとりじゃない。全員で作りあげるもの」と、ハーモニーを大切にする。すみれで歌う曲は「親しみがあり、どこかで聞いたことのある歌が多い」ことで、さらに歌うことが楽しくなるという。また、毎年秋の市民音楽祭では「他の合唱グループの実力を知ることができる」と、目標があるからこそ頑張れる。
○…横浜の出身。1970年に座間へ。息子2人は独立し、現在は妻と暮らす。孫娘5人の成長が一番の楽しみ。リビングの壁には、七五三や日常の写真がびっしり。また観光が好きで、北海道から沖縄まで日本国内は、ほぼ旅した。保全業務の仕事では、ワープロを使いこなし、合唱団のパンフレットもすべて手掛ける。
○…「先生にほめられるとうれしくてね」と微笑む。入団したメンバーは、どんどん若くなっていくという。「特に女性は見た目も、服装も変わる」と驚く。大きな声で楽しく歌うことで、気持ちも明るくなるそう。「健康」と「楽しさ」を大切に、”合唱”し続ける。
|
|
|
|
|
|