座間市議会の議長に就任した 沖本 浩二さん 東原在住 52歳
初心を忘れず、謙虚に
○…10月17日午前の市議会臨時会で、議長に就任した。9月の市議会議員選挙では現職16人、新人9人が当選。4年前の選挙に比べて新人議員が多い構成となった。新人議員の行動力や新しい視点に刺激を受けており、「お互いに認め合いながら切磋琢磨していきたい」と期待する。議長就任については、「初心を忘れずに、これまで以上に謙虚に取り組みたい」と気を引き締めている。
○…生まれは山口県の岩国市。地元の工業高校を卒業後、日産自動車(株)に就職して神奈川へ。所属していた部署が座間事業所に統合され、1987年に座間に移り住んだ。現在は、同事業所の座間統括課に所属している。市議選に初挑戦したのは2004年。先輩議員に「議員に挑戦してみないか」と声をかけられたが、当初は首を縦に振らなかった。返事を保留するなか、背中を後押ししてくれたのは義母だった。近所の高齢者を率先して世話する義母の姿を見て、心に響くものがあったという。そして「地域への恩返しの気持ちで受けてみよう」と出馬を決めた。初当選から8年、議長就任を報告すると義母は「おめでとう」と声をかけてくれた。
○…妻と娘の3人で暮らす。長男は最近結婚した。議長就任に際して取材があることを妻に伝えると、「『家族の支えがあってこそと話してね』と言われました」と苦笑いする。実際に、家族の支えがあってこそ続けてこれたという。「自分には言わないけれど、妻も子どもも色々と我慢したことがあったと思う。感謝しています」と語る。
○…物心ついた頃から絵を描くことが好きで、学生時代はデッサンや油絵に親しんだ。今でも続けているのは、似顔絵を描くこと。同僚議員の顔を描いたこともあるとか。似顔絵を上手く描くコツについては、「男性はコミカルに茶化すこと。女性は気を遣いながら描くことが大事ですね」と笑顔で話した。
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