「悲劇防ぐために」 介護施設で避難訓練
小規模多機能型居宅介護事業所「ふれんどりぃの郷」(栗原中央)で3月14日、夜間の火事を想定した避難訓練が実施された。
この訓練は、今年2月に長崎市内のグループホームで発生し、4人の犠牲者を出した火災の発生をうけ「悲劇を繰り返さないために」と銘打ち行われた。訓練には非番の職員も駆けつけ、マニュアルに沿って避難手順を確認した。また、市消防本部の署員が立ち会い、車いすの降ろし方を指南し、照明を増やすよう指導した。
今回の訓練で、避難完了までに要した時間は約9分。市消防本部予防課は「スプリンクラーがある施設とはいえ、ギリギリの時間。1秒でも短縮し、より多くの命を救えるようにしたい」と話している。
同署では市内の福祉施設での立ち入り検査や避難訓練指導を継続して行っていく方針だという。
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