東原小学校などを拠点に活動する少年野球チーム「東原ラビット」(田中喜一(きいち)代表/平出正明監督)が、7月6日から15日に開催された「関東学童軟式野球大会」の県予選で、初出場で優勝に輝いた。結成40年にして初の快挙。8月の関東大会への切符を手にした。
ラビットは、1972年に結成された少年野球チーム。現在は、小学校1年生から6年生まで約30人が所属しており、全員が東原小学校に通う。同校や栗原遊水地スポーツ広場で練習している。4月から6月にかけて開かれた「夏季学童軟式野球大会」で市内2位に入り、今大会への出場を決めていた。
関東学童の県予選は、24チームが出場した。トーナメント戦を勝ち抜いた優勝チームのみが、関東大会に進める。
勝利を重ね自信深める
田中代表が大会を振り返り「一番厳しい試合だった」と話すのが、相模ブルーバッズ(相模原市)との初戦。初回に2点先取するものの、それ以降はチャンスを作りながらも、得点できない展開が続き、相手に追いつかれる。しかし5回、伊藤正一郎選手(6年)が出塁すると、松本尊選手(6年)がレフト前ヒットを放ち、相手を突き離す。この1点を守り抜いた。
接戦をものにしたラビットは好調の波に乗り、2回戦と3回戦で10点以上の大差をつける。準決勝は、大会MVPに輝いたエース・松本新選手(6年)がノーヒットノーランという快挙を達成する。さらに、決勝はラブリーサンズ(鎌倉市)に19対7と完勝。5試合で49得点10失点という成績で、大会を制覇した。
優勝の要因について田中代表は、試合を勝ち進むにつれて選手が自信を深めていった点を挙げる。また、キャプテンの松本隼選手(6年)は「選手全員が楽しく、のびのびとプレイできました」と喜んだ。
関東大会は8月3日(土)と4日(日)に東京都で開催。8チームがトーナメントで優勝を争う。ラビットは、栃木県の代表チームと3日午後3時から対戦する予定。
松本キャプテンは「目標は優勝です」と力強く語り、「県大会のように、みんなが笑顔でプレイできるよう、声を出して盛り上げていきます」と意気込んでいる。
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