新聞記事を切り抜き、スクラップ帳を創作する「第20回全国新聞スクラップコンクール」の審査結果がこのほど発表され、県立座間高校(堺和幸校長)に通う関根舞雪(まゆき)さん(1年)の「家庭・食事」が、全国2位に相当する全国新聞教育研究協議会賞を受賞した。
朝日新聞社・朝日学生新聞社・全国新聞教育研究協議会の主催、文部科学省の後援で行われたコンクール。自由に選んだテーマについて新聞記事を集め、詳しく調べた結果や考えを盛り込み、オリジナルのスクラップ帳として仕上げる。小学生・中学生・高校生の3部門に分かれており、今年は全国から4113点が集まった。高校部門の応募総数は1229点。
全国新聞教育研究協議会賞は朝日新聞社賞と並ぶ2位相当。1位は文部科学大臣賞。受賞について関根さんは「賞をとれるなんて思っていなかったので、とにかく驚きました」と話す。
身近なテーマに
同校1年生は昨年度から、家庭科授業の中でスクラップコンクールに挑戦している。「家庭・食事」もその一環として応募したもの。記事を集め始めた5月頃は、テーマが決まっていなかった。進路や生物などの分野に関心を持ったが、「生活に役立つ身近な情報を集めよう」と家庭・食事に絞った。
約60頁の作品に、カップラーメンの起源や人気ランキング、体のツボといった身近な情報を多く盛り込んだ。記事の隣には、その内容について調べた結果を載せた。特に、記事の掘り下げ方は試行錯誤を重ねたようで、時に親からアドバイスを受けて進めたという。また、得意なイラストを多用するなど見やすさも追求した。
およそ半年の創作活動について「何より調べていて楽しかった」と振り返る。審査員からも、「作品を通して、楽しみながら学んだ様子が伝わってくる」と講評された。
コンクールでは、同校から尾上夏南(かな)さん(1年)と三澤歩実さん(1年)の作品が、それぞれ佳作に選ばれた。また、学年全体で約270作品を応募した座間高校も、学校賞を受賞した。
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