座間ママチャリフェスタ2014の実行委員長を務める 古木章祐(しょうすけ)さん 入谷在住 74歳
若い力、温かく見守る
○…ママチャリの耐久レース、自転車安全教室、落語の寄席を通じて、交通安全を啓発する「座間ママチャリフェスタ2014」。奉仕団体・座間ロータリークラブの45周年事業として行われるフェスタで、実行委員長を務める。普段ロータリークラブと触れ合う機会が少ない母親や子どもに向け、「クラブのことを知ってもらう良い機会」と期待している。
○…ロータリークラブに入会したのは30年以上前。若くして入ったが、長い月日が経ち、気付けば年長者の部類に入るようになった。近年は、若手の活躍が目覚ましいという。ママチャリフェスタも、若い会員たちが精力的に動いてくれている。「私には思い浮かばないようなアイデアが出てくる。新しい風がクラブに入ってきているのを感じますね」――。実行委員長として、頼もしい後輩たちの「新しい挑戦」を温かく見守っている。
○…鈴鹿明神社(入谷)の宮司を務める。生まれは大阪で、高校進学と同時に上京。世田谷八幡宮でアルバイトしたことがきっかけで、今の道を志した。27歳の時には、知人の紹介で鈴鹿明神社に婿入りした。神職を務める上で、心がけていたのは、地域に溶け込むこと。氏子の役員たちとお酒を酌み交わしたりして、交友を深めた。「一晩一緒に飲んで話せば、親近感がわくもの」。気付けば、「よそ者じゃない。立派な地の人間だよ」と言われるようになっていた。30代という若さで宮司に就任した時も、「人生の大先輩」たちにお世話になった。「『章ちゃん』なんて呼んでくれて可愛がってくれましたよ」と当時を懐かしむ。
○…人との出会いや交流を大切にし、誰とでも分け隔てなく接する。「宮司」としての威厳に加え、包み込むような温かみのある人柄だ。得意技は「忘れること」だとか。「嫌な事があっても、しばらくすると忘れてしまうんですよ」と柔和な笑顔を浮かべた。
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