市内緑ケ丘在住の能楽師清水寛二さんが、来年5月に新作能「長崎の聖母」のニューヨーク公演を行うことが決定した。
同作は長崎県の浦上天主堂を舞台に、被ばくからの復活と再生を描いている。清水さんは、シテ(主人公)である被ばくした女の霊と聖母マリアを演じる。2011年には市制40周年記念事業の一環として座間市でも公演し、好評を博した。
NY公演が行われるのは、来年5月。「現地の人々に、日本の文化とともに原爆の実態を知って貰おう」との思いから、日米交流団体の「ジャパンソサエティー」が企画。核拡散防止条約再検討会議の開催に合わせての公演になったという。
清水さんは「米国の教育現場では、原爆投下は戦争を終わらせる正当な手段だったと教えると聞く。能を通じもう一度原爆について問いかけたい」と話した。
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