神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2014年8月29日 エリアトップへ

市教育委員会 「めざす大人像」示す 「郷土の先人に学ぶ」刊行

教育

公開:2014年8月29日

  • LINE
  • hatena
「座間に誇りを持つ契機に」と金子教育長
「座間に誇りを持つ契機に」と金子教育長

 座間の発展に貢献した先人から「めざす大人像」を子どもに学んでもらおうと、市教育委員会が副読本「郷土の先人に学ぶ」を刊行した。明治時代に教育組織「座間幼年会」を設立した鈴木利貞さんと、戦後の地域医療を支えた庵政三さんを紹介した本で、2学期に市内小学校6年生と中学生に配布される。

 「郷土の先人に学ぶ」は、市の教育指導計画「ひまわりプラン」(2011年策定)の骨子「こんな大人になってほしい」に基づいて企画。取り上げる人物の決定や、執筆、編集など3年がかりで製作した。「座間の偉人の功績や人柄を明らかにすることで、目標とすべき大人像がわかりやすくなる」と金子槇之輔教育長は、その意図を説明する。

 河原宿(現/座間2丁目)生まれの鈴木さん(1882〜1938年)は、明治後期から昭和前半にかけて、農村の子どもにとって貴重な学びの場だった「座間幼年会」を立ち上げた人物。同会は、子どもたちが「縄ない」や「麻糸つなぎ」で活動資金を得て自主運営していた点や、年長者をリーダーとした指導体制が、日本の教育史上でも高く評価されているという。会の約束「柿の木の下の誓い」は、同プラン「座間っ子八つの誓い」の元になっている。鈴木さんの文章と絵は、市の教員5人が手掛けた。

 庵さん(1901〜1971年)は軍医を経て1946年、今の入谷5丁目に「庵医院」を設立。生活に困窮していた人々の診療に尽力し、その功績から1972年には胸像が作られた。文章は、庵医院に患者として通っていた市教育委員の馬場悠男さんが執筆。挿絵は、旭小学校の有山周一教頭によるもの。

 本はB5判58頁。市役所1階の市民情報コーナーで1冊140円(税込)で販売されている。問い合わせは教育研究所【電話】046・252・8460。

座間版のトップニュース最新6

交通拠点設置を目指す

相武台南口

交通拠点設置を目指す

行政・地域協力し実現へ

1月31日

花壇活動続けて20年

さがみ野

花壇活動続けて20年

「孫誕生がきっかけで」

1月31日

9年ぶりの頂点目指す

9年ぶりの頂点目指す

東海大相模 春の選抜出場

1月31日

戦闘機「雷電」の部品発見

戦闘機「雷電」の部品発見

所有者から市に寄贈

1月24日

「凧」通して地域と交流

座間養護学校

「凧」通して地域と交流

座間市大凧保存会と

1月24日

3月6日オープン

市内初映画館

3月6日オープン

最新鋭の映像機器導入

1月17日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク