例年1月から本格化するインフルエンザが、県内で早くも広がりを見せている。座間市でも12月に入り市立小・中学校8クラスで学級閉鎖が相次いだ。
12月に入り8クラス
座間市を含んだ3市1町1村を管轄する厚木保健福祉事務所では、17の内科・小児科でインフルエンザの発生状況を調べている。同管内では、第48週(11月24日〜30日)に、定点あたりの報告数が2・35件となり、流行開始の目安となる1・0を超えた。翌49週(12月1日〜7日)には、定点報告数が4・59件まで増加した。2013年の同時期と比べると、3・5件ほど増えている。
市内の小・中学校では、9月に相武台東小学校で、インフルエンザによる学級閉鎖が行われた。流行が始まった11月下旬以降は、今月15日の相模中学校に始まり、座間・旭・東原の3小学校で学級閉鎖の措置が相次いだ。例年、インフルエンザに伴う学級閉鎖は1月中旬から頻発するが、今シーズンは1カ月ほど早まっている。
予防、呼びかけ
県の発生状況を取りまとめる神奈川県衛生研究所によると、県の患者報告数(2221人/第49週)のうち約80%を14歳以下が占めているという。「大人より免疫力が低く、学校や幼稚園など集団で生活することで感染が拡がりやすい」と同研究所は分析する。
予防法としては、小まめな手洗いやうがい、マスク着用など。重症化や合併症を防ぐ手段としてワクチンがあるが、接種してから効果が得られるまで、2週間ほどかかるため、同研究所では早めの接種を呼びかけている。
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