200年以上の歴史をもつとされる座間の大凧。その風習を今に伝え、毎年5月に開催される「座間市大凧まつり」の今年の凧文字が「輝風(きふう)」に決定した。市民から寄せられた45案から、市内座間在住の清水隆さん(72)の案が採用された。
「明るい未来へ願い込めて」
大凧まつりは「かながわのまつり50選」にも名を連ね、端午の節句に合わせて相模川河川敷で行われる。太陽を意味する赤文字と大地を表す緑色の2文字からなる「凧文字」が描かれた13m四方の大凧が大空を舞い、昨年は約11万1000人が訪れた。
大凧に描かれる凧文字は近年、公募によって決められており、その年の干支や世相が反映されたものが多く応募されるという。
清水さんの案が採用されるのは、2013年の「祥風」に続き2回目。清水さんの父親が大凧掲揚に携わっていたことなどから大凧には特別な思い入れがあり、応募を続けているという。今年の「輝風」には、暗いニュースが続く現在の世相に対し「誰もが輝く社会と未来になってほしい」という、次世代への願いが込められた。
選考は、座間市大凧保存会の近藤昭夫会長や遠藤三紀夫市長ら9人で行った。意味が分かりやすく、輝かしい座間の未来を連想させる明るい内容が大空に掲げるにふさわしいとして選出されたという。
大凧まつりは5月4日(祝)と5日(祝)に、座架依橋上流の相模川グラウンドで開催される。
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