「たかさごや、このうらふねに ほをあげて」――。やなせ幼稚園に、子どもたちの歌う「高砂」が響いた。
2月23日、同園6歳児クラスの園児90人が能楽に挑戦した。一日限りの「先生」を務めたのは、東京都江東区に本拠地を置くNPO法人「鶴亀座」。「能楽普及集団」として、首都圏一円の学校や園を回り、子どもたちに能の素晴らしさを伝える活動をしている。
この日園児は3つのチームに分かれ、それぞれ鼓と太鼓、謡を学んだ。「上手にできたね」と声をかけられると、緊張した様子の園児も笑顔を見せていた。
最後は同法人による「土蜘蛛」の実演。糸が放たれる最大の見せ場(=写真)を迎えると、大きな歓声が巻き起こった。
柳瀬暁美園長は「能は初めてという子が殆ど。それでも皆熱中していた。遠方から来て下さった鶴亀座さんに感謝したい」と話した。
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