花による地域活性化を推進する「さがみ野やすらぎ街づくり委員会」(関吉実治会長)が、4月25日と26日に開かれた「全国花のまちづくり広島大会」で、植栽・美化活動の成果について講演した。日本各地の優れた事例として取り上げられたもので、発表したのは3団体のみ。
大会は1994年から毎年行われており、地方都市と「全国花のまちづくりコンクール推進協議会」が共催。開催地や周辺自治体において、植物を活用した街形成の浸透を図る狙い。
同委員会は、相鉄線さがみ野駅北口近くに位置する商店会「みどりとさくらの街さがみ野」内の美化組織。駅周辺の市道13号線と同14号線沿いの緑地帯(約1・6Km)に、29カ所の花壇を設けて、季節の花々を植えている。
植栽には地域住民、小・中学生、農大生、厚木基地米海軍など多くの団体が参画。昨年9月には、世代を越えた地域コミュニティ形成に寄与している点などが評価され、同協議会主催のコンクール・団体部門で、農林水産大臣賞を受賞した。この結果により、広島大会での発表を打診されていた。
講演は、25日に広島国際会議場フェニックスホールで行われた。約500人の聴衆を前に関吉会長は、全国でも珍しいという里親制度の導入について紹介。これは、花壇の手入れや資金をサポートする人や会社を募るもので、「人手や予算が限られているなかで始めた制度。今では約25の里親が、それぞれの個性溢れる花壇を造っています」と説明した。
同委員会は今後、14号線での桜並木道作りを検討しており、関吉会長は「大会を通じて学んだこと、感じたことを糧にして、道行く人が感動できる街を目指していきたい」とコメントしている。
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