東洋太平洋スーパーフライ級1位のボクサー井上拓真選手(19/栗原中央在住)が7月6日(月)、東洋太平洋の王座決定戦に挑む。プロ5戦目での東洋挑戦は、兄で世界チャンピオンの尚弥選手(22/同)と同じタイミング。初タイトルマッチでの王座獲得を狙う。
兄と同じプロ5戦目で
試合は、後楽園ホール(東京都)で行われる。対戦相手は、23歳という年齢ながらプロ39戦というキャリアを持ち、同級2位のマーク・アンソニー・ヘラルド選手(フィリピン)。兄弟のトレーナーを務める父・真吾さんによると、積極的に攻撃に出てくるタイプ。拓真選手も「パワーがあり、打たれ強い」と分析する。相手の強打を冷静に受け止め、スピードやフェイントを活かした攻撃で、信条とする「打たせないで、打つ」という展開を狙う。
試合に向けて、コンディションは「上々」(真吾さん)。減量も順調に進んでいるという。拓真選手も「過去4戦のなかで、最も仕上りが良いです」と自信をのぞかせる。6月30日に所属する大橋ボクシングジム(横浜市)で行った練習でも、軽快なフットワークと左右のコンビネーションで好調ぶりを見せていた。
世界戦も視野に
幼少期からボクシングを始め、高校生の頃はインターハイやJOCジュニアオリンピックカップで優勝した。アマチュア戦績は57戦52勝。高校3年の時にプロデビューし、これまでに4戦4勝(1KO)と実績を積み重ねてきた。
6日は目標に掲げる世界戦に向けた試金石。試合の結果と戦いぶりによって、兄と同じプロ6戦目での世界挑戦も現実味を帯びてくる。「勝ちに徹する戦いをします。チャンスを見つけてKO勝利も狙いたい。必ずベルトを巻きます」と抱負を話すとともに、「1人ひとりの応援が力になります。ぜひ応援お願いします」と呼びかけている。
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