高校生最大の文化の祭典と言われる「全国高等学校総合文化祭」に、座間総合高校(加藤充洋校長)の向太朗さん(3年)と二階堂姫瑠(ひめる)さん(2年)が、写真部門の神奈川県代表として出場する。座間市内の高校から出場するのは2人のみで、それぞれ昨年の県コンテストで上位入賞した作品を出品する。
「全国での経験、刺激に」
大会は、都道府県を代表する高校生が芸術・文化を発信する催しで、運動部の「インターハイ」と並び称されている。39回目の今年は、7月28日から8月1日まで滋賀県で行われ、約2万人が音楽・美術・郷土芸能など22部門で技術を競う。写真部門は約300点について審査が行われ、文部科学大臣賞や文化庁長官賞など入賞作が選ばれる。
同部門の県代表には、2014年度に行われた「鎌倉江ノ島撮影コンテスト」や「高校生写真コンテスト」などの成績によって、向さんと二階堂さんを含む10人が選出された。
2人は写真部に所属しており、全国大会はともに初舞台。ただ一人の3年生で、部長でもある向さんは、鎌倉江ノ島コンテストの特選(2位相当)受賞作「伝統の奏(かなで)」を出品する。偶然に居合わせた、鶴岡八幡宮の結婚式で「良い写真が撮れそう」と、とっさにシャッターを切った作品だという。
二階堂さんの作品も同じく鎌倉江ノ島の特選を獲得した「優しい風に吹かれて」。スカートの裾が風になびいた瞬間の足元を写したもので、「ヒラッと浮いたスカートが綺麗で。女性の清楚さを現わしているように感じました」と、その瞬間を振り返る。
全国に向けて向さんと二階堂さんは、「小さな賞でも獲得できれば」「自分の作品がどのように評価されるのか楽しみ」とそれぞれ話す。さらに、「他県の代表者の写真を見るのが楽しみです。良い刺激になると思います」と口を揃えている。
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