手口が巧妙化し未だに被害が止まらない振り込め詐欺への注意を呼びかけるため、元警察官らが年金支給日にあたる10月15日、ピアゴ座間店で街頭キャンペーンを展開した。
実施したのは、警察官OBが集まる組織「県警親会座間支部」(西村弘支部長)。同支部は交通安全や防犯活動を通じ、座間警察署(倉持英彰署長)に協力している。年金支給日に合わせた、詐欺防止の啓発は初。
西村支部長らはこの日、年金を引き出しにATMを訪れた高齢者に声掛けを行った。「騙されないから大丈夫」と応える人もいたが、会員はチラシを配りながら「最近は手口が複雑化している。『自分は平気』と思わないでほしい。怪しい電話があれば、すぐ警察に相談を」と呼びかけた。
同支部では今後も年金支給日に合わせてキャンペーンを行う予定で、西村支部長は「被害者を少しでも減らせるよう継続していきたい」と意気込んでいた。
同署によると、管内の振り込め詐欺の被害件数は17件で、総額およそ4700万円。昨年同時期と比べて7件減っているが、依然として「高止まり」している。
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