全国から力作が集まった手作り紙芝居コンクール・一般部門の本審査会が11月29日に横浜市で行われ、相武台在住の兼田智子さん(83)が、友人の五十嵐愛子さん(68/大和市)と合作した「夏の思い出」が、最高位に次ぐ「観客賞」を受賞した。
コンクールは紙芝居文化推進協議会(横浜)が毎年実施しているもの。同部門には135点の応募があり、事前審査を通過した7点が本審査の実演に駒を進めていた。
兼田さんと五十嵐さんは、2013年まで活動していた市民グループ「交通安全劇場」の元メンバー。絵を兼田さん、脚本を五十嵐さんが担当し、数多くの作品を生み出してきた。
「夏の思い出」は、小学生の男の子と、戦争で亡くなった曾祖父の幽霊との交流を通じ、平和の大切さを訴える作品。来場者投票およそ50票のうち、「圧倒的な支持」(事務局)を集めて観客賞に輝いた。
「実演を通じて、私たちのメッセージを来場者に伝えられた」と手ごたえを話す兼田さん。事務局長の江森隆子さんも「戦争体験を次世代にバトンタッチする素晴らしい作品」と高く評価していた。
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