座間市相模が丘と隣接する東海大相模高校ラグビー部(三木雄介顧問)が、12月27日(日)に開幕する第95回全国高校ラグビーフットボール大会(大阪府/〜来年1月11日)に出場する。25年ぶりの出場で、55校の頂点を目指す。
同部は1964年に同好会として発足、翌年に部として認可された。同大会へは過去7回出場。しかし近年は強豪校に阻まれ、第70回大会(90年度)を最後に県代表の座から遠ざかっていた。そんな中、今年11月の県予選会準決勝で宿敵・慶応義塾に逆転勝ち。決勝の桐蔭学園戦には敗れたが、その後の選考委員会で記念大会枠に選ばれた。
「決勝で負けて引退かと思っていたら、(先へ)つながった」と伊藤康祐主将。今夏に全国制覇を果たした同校野球部や剣道部の活躍が「良い刺激になっていた」とその胸のうちを明かした。
同大会での最高成績は、第55回大会(75年度)のベスト8。前回は3回戦敗退だった。伊藤主将は「目標は優勝。でも簡単なことではない。まずは年を越えること(3回戦以降は年明けとなる)ができれば」と抱負を語る。そのうえで「桐蔭学園と当たれたらリベンジしたい」と力強く話した。
三木(みき)監督(38)は「タレントが多かった昨年と比べ今年は力が追いついていないと感じていたので、早い段階からチーム作りをしてきた。4月に(全国)選抜大会に推薦され初出場した。そういう経験が彼らを作った」とチームを分析。今大会は「FWが強み。しっかりと敵陣に入って戦っていく」と展望を語った。
初戦は28日、光泉高校(滋賀県)と。三木監督は「夏に合宿で戦っており、よく知った相手で楽しみ。今までやってきたことの精度を上げて戦う」と話した。
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