座間市からは伺い知れない福島県の「今」を伝える情報誌が、市内の公共施設に置かれている。同県避難者支援課によって届けられているもので、東日本大震災によって県外に避難している福島県民や支援者に向け、支援制度や現地の様子を伝えている。
「ふくしまの『今』が分かる新聞」と題された月刊誌。発災翌年の2012年8月に創刊し、3月までに41本が発行された。部数は10万部ほどで、福島県内の配布に加え、同県の避難者が暮らしていたり、支援に携わった全国各地の自治体に送っているという。神奈川県内は181カ所、座間市内は図書館、公民館、北・東地区文化センターなど11カ所に配布されている。
内容は、被災者向け就職応援センターや医療費負担免除金など支援制度の紹介、写真付きで復興の様子を伝える「ふるさとの今」、放射線の低減や除染の進捗状況など多岐にわたっている。
同課の職員は「情報を発信し続けることで、県外への避難者と福島県の絆を保ち続けたい。いつか故郷に戻ってくる際の参考にして欲しい」と話すとともに、「支援者の方々が現状を知るきっかけになれば」と期待していた。
座間版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|