神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2016年3月18日 エリアトップへ

DeNAベイスターズカップで準優勝を果たした「座間ボーイズ」の総監督を務める 松本 秀一郎さん 相武台在住 51歳

公開:2016年3月18日

  • LINE
  • hatena

野球こそ、人生の財産

 ○…小学生の頃、父の背中を追って始めた野球が、人生の大きな転機になった。野球漬けの青春を送り、甲子園のマウンドにも立った。大学卒業後、惜しまれながら休部した名門・日産自動車硬式野球部で14年間活躍。1998年の都市対抗本大会では、コーチとしてチームを全国制覇に導いた。「先が読めないのが、野球の魅力。何が起こるかわからないからこそ、素晴らしいドラマと出会える」

 ○…現在の顔は、中学生硬式野球チーム「座間ボーイズ」の総監督。14年前、自らメンバーを集めて立ち上げたチームだ。これまで教えてきた中学生は250人ほど。手取り足取りの指導はあえてせず、考える余地を残す指導を心がけてきた。「無理にプレースタイルを変えなくていい。今はただ、思いっきりやってこい」。そんな姿勢が花開き、今年のDeNAベイスターズカップでは初挑戦ながら準優勝を勝ち取った。

 ○…普段は、スーツを着こなし飛行機で飛び回るバリバリの企業人。仕事が多忙で、家に居つくことも稀だとか。仕事では冷静沈着にふるまうが、スーツをユニフォームに着替えてひとたび芝を踏めば、途端に「別人格」が顔を出す。ついつい熱がこもり、こぶしを握り、声を張り上げることも。「どんな試合も、つい指導者目線になる。些細なミスにも目が行ってしまう」。球場に行って、ビールを飲みながら観戦する、といった楽しみ方は、とてもじゃないができそうにない。

 ○…チームの運営で、一番大事にしているのが「卒団式」。今年も3月6日に終えたばかりだ。入団当時は幼かった子どもたちが、懸命に指導者やチームメイト、そして保護者への感謝の気持ちを口にする――。その成長と彼らの持つ可能性を考えると、自然と胸が熱くなる。「生涯教え続けて、そのうち生まれるかもしれない孫にも野球の楽しさを伝えたい」。グラウンドの上で学んだことは、きっと生涯の財産になるだろう。

座間版の人物風土記最新6

笹岡 泉さん

フェイスブックページ「We Love Zama」のタウンリポーターを長年務める

笹岡 泉さん

緑ケ丘在住 70歳

1月31日

松田 恵三さん

28日(火)まで行われている第3回「座間市民写真展」の実行委員長を務める

松田 恵三さん

栗原中央在住 80歳

1月24日

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月17日

増田 修孝(のぶたか)さん

1月1日付で(一社)座間青年会議所の理事長に就任した

増田 修孝(のぶたか)さん

栗原中央在住 38歳

1月10日

出口 有加さん

市内で出版社「犀(サイ)の工房」を営む

出口 有加さん

四ツ谷在住 38歳

1月1日

徳永 誠さん

座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める

徳永 誠さん

座間市在勤 57歳

12月13日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク