低所得の高齢者に国が一律3万円を支給する、「高齢者向け給付金」。申請受付期間は自治体によって異なっており、座間市では5月9日から3カ月間となっている。対象者と思われる1万1200人には、5月上旬に申請書を発送するという。
今月に入り、問い合わせ増加
2015年度の補正予算を財源として実施される制度。政府が掲げる「一億総活躍社会」関連の事業の1つで、賃金引き上げの恩恵が及びにくい高齢者を支援する。対象は2015年度分の住民税が非課税で、2016年度中に65歳以上になる人(詳細は左記)。
申請書発送や受付時期は、各自治体が決める。県内では、4月中旬から5月中旬にかけて受付を始める自治体が多い。最も早かったのは小田原市で、先月28日から受け付けている。
4月からは制度周知を図るコマーシャルや新聞報道が増えたこともあって、市臨時福祉給付金担当には市民からの問い合わせが増加。先週まで週3〜4件だったが、4日には1日10件ほどに増えたという。問い合せの多くは、受付期間や支給要件を尋ねるもので、中には申請書について「窓口まで受け取りに行く必要があるのか」といった内容もあったという。
詐欺への注意も
市の受付は5月9日から8月9日。制度の問合せは同担当(【電話】046・255・8820)で受け付けるほか、厚労省ホームページでも詳細を確認できる。便乗した詐欺に注意が必要で、職員は「給付金について、市からATM操作や手数料の振り込みを求めることはありません」と話している。
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