5月4日(水)と5日(木)に相模川グラウンドで開催される「座間市大凧まつり」。同祭りの司会をここ数年任されているのが、全国大会に数多く出場し、地域イベントでも活躍する座間高校放送部だ。今年は部員が少なく、出演を一時悩んだものの、例年通り大役を担うことを決めた。須藤美優部長(3年)は「大凧の魅力をしっかり伝えたいです」と意気込んでいる。
全国の常連
前身の放送委員会時代も含めると、およそ40年の歴史がある同部。アナウンス技術や音声・映像作品の出来を競う「NHK杯全国高校放送コンテスト」の県大会や全国大会で、優勝を果たしている。文化祭や体育祭でも活躍し、学校にとっても無くてはならない存在だ。また、大凧まつりや市民ふるさとまつりなど地域活動も多く展開している。
伝統ある部活だが、近年は部員が減少傾向に。昨年度の後半は、須藤部長を含む3人しか在籍していなかった。大会に向けた作品制作と取材、校内外の行事出演などやるべきことは多く、「放送部は大変」というイメージを持たれていることがあるという。「その分、やりがいも大きいです。アナウンスを褒められれば嬉しいし、大会で良い成績が残せれば達成感もあります。人の役に立てる部活です」と須藤部長は強調する。
今年は、新入生向け部活説明会に力を入れたこともあって5人が入部、3年生含めて8人体制になった。「こんなに入ってくれるなんて。ホッとしました」と須藤部長。1年生の池本希さんは「昨年の学校説明会で司会している部長の姿に憧れて、入りたいと思っていました。ドラマ創作を頑張りたいです」と話す。
「気持ち込めて」
例年、10万人を超える人が訪れる大凧まつり。同部は、4日のオープニングセレモニーで司会進行を務めるほか、2日間を通じて、迷子や落し物の案内、観覧時の注意啓発などを行う。また大凧を掲揚するタイミングに合わせて小俣博副市長に、その歴史や製作工程、揚げるためのコツなどをインタビューする予定。
当日は須藤部長と、経験を積むため1年生も参加するという。須藤部長は「原稿をただ読み上げるだけではなく、『伝えたい』という気持ちを持つことが大事だと思います。聞く人の意識に入り込むようなアナウンスを心がけます」と抱負を語っている。
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