市上下水道局は、水道局庁舎新設に関する整備事業実施方針を5月20日に発表した。これによると、建設予定地は市役所南側の隣接地。「水道料金お客様センター」や市上下水道局が新庁舎に移転し、1階には民間の商業施設の入居を想定。建設には、計画段階から民間事業者が関わり民間資金を活用する「PPP事業方式」を、市で初めて取り入れる。
市役所南側駐車場に
同局によると、事業は利便性向上を目指して行われる。2011年に設置した「水道料金お客様センター」が市庁舎から離れているために寄せられた、市民の「わかりづらい」といった声に応える形だ。同局はこれまで、センターまでの道のりを示した地図を渡すなどして対応にあたってきたが、このほど関連施設を一体的に整備することを決定した。
計画では、現在市庁舎内に設置されている「市上下水道局」も新庁舎に移転。設置予定地は市役所南側の隣接地、現在は市の駐車場になっている642・64平方メートル。一部は駐車場として再整備し、1階部分にコンビニエンスストアなどの商業施設を誘致する計画だ。
2018年の完成目指す
新庁舎建設では、民間事業者が企画から参画し、行政と協力しながら事業にあたる「PPP(=官民パートナーシップ)事業方式」を、座間市で初めて取り入れる。
これにより、各候補事業者が持ち寄った事業提案を市側で精査し、うち1社をプロポーザル方式で選定する。建設費用は事業者が負担し、上下水道局は「店子」として入居する。資金調達や設計、建設、維持管理を一括発注することにより、同局が負担する資金の軽減や平準化を図るとともに、事業者同士の自由競争促進を狙いたい考えだ。
契約期間は20年で、終了後は無償で同局側に譲渡されるという。
今年7月頃に募集要綱を公表し、10〜11月には事業者を選定、2017年に着工し、18年4月から新庁舎で運営を開始する計画。お客様センターの運営は、従来通り民間業者に委託する。
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