神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2016年6月17日 エリアトップへ

熊本地震チャリティ音楽会を開く白寿会さがみ野クラブの会長 遠藤 富男さん さがみ野在住 73歳

公開:2016年6月17日

  • LINE
  • hatena

地域の絆育む音楽会に

 ○…白寿会は114人が入会している老人クラブ。チャリティ音楽会を行う6月26日はもともと、会員向けサロンを開き、座間ゆかりの音楽家を招く予定だった。準備段階で起きたのが熊本地震。発災直後の総会では、会場に募金箱を設けて義援金を募った。サロンも急きょ「熊本支援」を掲げ、市民に来場を呼び掛けることになった。立案から2カ月あまり。同エリアの自治会、地区社会福祉協議会、東原コミュニティセンターに協力を仰ぎながら、開催までこぎつけた。

 ○…白寿会に入会して、約15年。最近は、60歳を超えて働く人が多くなったこともあり、入会者が減少傾向にある。4月に就任した新会長としても、入会促進に頭を悩ませる。まずは旅行や誕生日会といった行事を増やし、魅力的なクラブづくりを進める考え。「家に閉じこもっても退屈だと思う。外出のきっかけを作りたい。少し綺麗な服を着たり、女性であれば化粧したり。ほんの些細なことで、気持ちは変わるはずです」と力説する。

 ○…妻と2人暮らし。生後10カ月の孫が遊びにくると、自宅は「大騒ぎ」に。「凄い勢いで廊下をハイハイして。驚きましたよ」と、その成長ぶりに顔がほころぶ。白寿会でも近くの保育園に足を運び、世代間交流している。園児が名前を覚えてくれる様にと、名字をもじり「エンドウマメです」と自己紹介することも。「近くを散歩すると、『エンドウマメのおじいさん』なんて呼ばれることもあります」と嬉しそう。

 ○…音楽会の目的は、熊本地震の被災地支援だけではない。地域コミュニティの希薄化が叫ばれるなかで、住民同士の「絆」を育むことも大きな目標。協賛団体、音楽会の来場者。こうした人々がイベントを通じて知り合うことが肝要だという。「住民同士が気軽に声を掛け合える。そして大災害が起きた時に、ともに助け合うことができる」。それが、目指す街の理想像だ。

座間版の人物風土記最新6

笹岡 泉さん

フェイスブックページ「We Love Zama」のタウンリポーターを長年務める

笹岡 泉さん

緑ケ丘在住 70歳

1月31日

松田 恵三さん

28日(火)まで行われている第3回「座間市民写真展」の実行委員長を務める

松田 恵三さん

栗原中央在住 80歳

1月24日

永野 貴義さん

高座クリーンセンター環境プラザの施設長として施設の情報発信に力を入れる

永野 貴義さん

46歳

1月17日

増田 修孝(のぶたか)さん

1月1日付で(一社)座間青年会議所の理事長に就任した

増田 修孝(のぶたか)さん

栗原中央在住 38歳

1月10日

出口 有加さん

市内で出版社「犀(サイ)の工房」を営む

出口 有加さん

四ツ谷在住 38歳

1月1日

徳永 誠さん

座間市立市民交流プラザ「プラっとざま」の所長を務める

徳永 誠さん

座間市在勤 57歳

12月13日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク