任期満了に伴う座間市長選挙が9月18日に告示された。現職で無所属の遠藤三紀夫氏(58/さがみ野)以外に立候補の届け出が無く、遠藤氏が4年前と同様に無投票で3選を果たした。市長選が2回連続で無投票になるのは初。遠藤氏は当選直後の取材で、第4次座間市総合計画の事業具現化などに意欲を見せた。
総合計画推進に意欲示す
観光協会や商工会の会長を経て、2008年に初当選した遠藤氏。2期目は、救急医療の充実を目指して、キャンプ座間の返還予定地に座間総合病院を誘致。土地は今年2月に返還され、同病院も4月に開業した。3選に向けては8月に出馬表明していた。
3つの重点施策
遠藤氏は再選が決まった午後5時過ぎ、選挙事務所に集まった支援者らと握手を交わして喜び合った。無投票について「私が取り組んできたことを、市民に説明する場がもう少し欲しかった」としたうえで、「この8年間、誠実な市政運営と堅実な財政運営に努めてきたことが、市民に認められた結果だと受け止めています。こうした政治姿勢をこれからも貫いてきたい」と話した。
3期目に向けて遠藤氏が掲げるのが、第4次市総合計画の推進だ。今は10カ年計画の折り返し地点を過ぎた段階で、これからの4年間が終盤にあたる。今年度からは新たな重点施策として、災害発生時などの危機管理能力の向上、少子化対策における子ども子育て支援充実、市内外に向けたシティプロモーション強化を盛り込んでおり、「これらをしっかり具現化するのが私の責務です」と意気込んでいる。
全国の自治体が直面している少子高齢化と人口減少についても触れ、「資源や財源の確保に困難が伴うなかで、必要かつ最大公約数的な政策を行う必要がある」とした。また、老朽化が進む建物や道路といった社会インフラの整備について、対策を進める考えを明らかにした。
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