市内在住のプロボクサー・井上拓真選手(20)が12月30日(金)に予定していた世界王座挑戦が中止となった。所属する大橋ボクシングジム(横浜市)によると、右拳を負傷したため。30日は、WBO世界スーパーフライ級王者の兄・尚弥選手(23)の防衛戦も行われることになっており、「兄弟世界王者」の誕生が期待されていた。
拓真選手は2013年末にプロデビュー、2015年には東洋太平洋王座を奪取している。今年9月には地元のスカイアリーナ座間で、世界前哨戦と位置付けた試合を行い、大差で判定勝ちしていた。
初となる世界挑戦は9月に表明。11月9日には記者会見を開き、WBO世界バンダム級王者のマーロン・タパレス選手(フィリピン)との試合を正式に発表していた。
右拳は会見後の練習で痛めたもの。大橋ジムは、将来のために欠場を決断したとしている。拓真選手は公式ブログ上で「まずは怪我をしっかり治して、必ず世界チャンピオンになります。12月30日は全力で応援の方に専念します」とコメントした。
尚弥・浩樹選手は出場
9日の記者会見では、尚弥選手の相手が発表された。前WBA世界スーパーフライ級チャンピオンの河野公平選手と戦う予定で、4度目の防衛を狙う。尚弥選手が世界戦で日本人と対戦するのは初。
また、30日は井上兄弟のいとこにあたるプロボクサー・井上浩樹(こうき)選手(24/大橋ジム)が、日本ランカーの宇佐美太志選手と対戦する。試合会場はともに有明コロシアム。
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