座間市と市消防本部が11月15日、高齢者宅などに通う訪問介護員を対象に、普通救命方法や認知症患者への対応を伝える研修会を開催し、市内事業所などから17人が参加した。
同本部によると、救急搬送される人の半数は65歳以上の高齢者となっており、介護員が訪問先から救急要請するケースが増えている。なかには、認知症の患者が密室状態で倒れて閉じ込められてしまい、住宅内に入ることが出来ないこともあるという。こうした状況を受けて市と同本部は、消防視点での訪問介護員向け研修会を初めて企画。10月に第1回を行い、15日は2回目になる。
この日は、認知症患者を搬送した事例を示した上で、119番通報する際の注意事項について説明。施錠の有無や症状の程度などを電話で教えてもらうことで、現場状況に応じた出動態勢を整えられると呼びかけた。
参加者からは「隊員との連携を密にすることが最も大切だと思う」という声が上がった。
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