不登校の児童・生徒などの支援に取り組む市民団体「不登校ひきこもり居場所あすなろ」(貝澤恵美子代表)が12月4日(日)、「不登校ゼロ」をめざす大阪市立小学校の奮闘を描いたドキュメント映画の上映会を開く。作品を通じ、様々な理由によって登校できなくなる子どもたちへの理解を呼びかける狙いだ。
同団体は、不登校やひきこもりに悩む人の「居場所」を作るため、2003年に発足。現在は四ツ谷の民家を「あすなろの家」と銘打ち週2回開放して、子どもたちを受け入れている。
これまでの利用者は、短期含めて100人以上。なかには小学校から8年間、通い続けたケースもある。「あすなろの家に救われた」という声が励みだと、会員の庄村邦子さんは語る。
映画上映会は約3年ぶり。2013年度は市との協働事業として開催したもので、単独で開くのは初。
作品は、大阪市の大空小学校が舞台の「みんなの学校」。大空小は不登校ゼロを掲げ、不登校や障がいに関係なく全児童が同じ教室で学ぶ取り組みを続けてきた公立学校。作品は成長する子どもの姿や、教職員や親の苦悩、地域の変化を映し出し、文化庁芸術祭賞の部門大賞などを獲得した。
会場はハーモニーホール座間小ホール。午後1時30分〜。入場料500円。前売り券は終了しているが、会場受付で販売する当日券(先着)があるとのこと。問い合わせはあすなろの家【電話】046・254・2005(火・木午前10時〜午後3時)。庄村さんは「(上映会が)不登校について考えるきっかけになれば嬉しい」と話している。
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