市営の総合公園として、30年以上にわたり建設計画が進められてきた「芹沢公園」。未整備エリアの工事が佳境に入っており、今年4月〜5月には全面開園する見込みだ。
1985年、森林や水源豊かな芹沢の自然を活かし、湿性植物園や遊具コーナーを設けた公園建設が都市計画決定された。整備は広さ約15・8ヘクタールの園内を4地区に分けて進められ、南側に位置する第1と第2工区は1990年と1997年に完成。残る2工区の基本設計は2001年度に実施したものの、市民アンケートやバリアフリー推進を盛り込んだ県条例施行などを受け、6年後に見直しされた。第3工区は、散策路など一部エリアが2010年に供用開始した。
市民協働で整備
第3・4工区の整備事業は市民協働型で進行。自治会員や活動団体代表者などから成る「芹沢公園育成くらぶ」によって検討が進められ、「こども冒険ランド(おとなも)」をコンセプトに実施設計が定まった。
春に開園するエリアには、ボール遊びができるコート、長さ約50mのローラー滑り台、落書きコーナーや遊具がある幼児用プレイランドなどが設けられている。普通車70台ほどを収容できる駐車場もつくられる。
現在は管理棟などの工事が進められているほか、同くらぶを前身に組織された「芹沢緑友会」(矢澤千旦(ちあき)会長)と市によって、管理運営に関するガイドライン策定が進められている。
全面開園に向け、「市民の皆様と検討したプランが実現した公園。多くの人に利用してもらえれば」と市担当者。矢澤会長は「子どもの遊び場が少なくなるなかで、その受け皿となって欲しい」と期待していた。
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