座間市成人式で成人の誓いを述べた 竹之内 優さん 相武台在住 19歳
夢は人型ロボット開発
○…「支えてくれた全ての人への感謝を胸に、これからの人生を歩みたい」。1月9日の座間市成人式で、1324人の新成人を代表して力強く宣言した。「緊張しました」とはにかむが、淀みなく話す姿に会場からは温かい拍手が贈られた。「至らないことばかりかもしれないが、社会の一員としてしっかりやっていきたい」。謙遜するも、新成人としての自覚は十分に芽生えている。
○…座間中学校では生徒会の活動に打ち込んだ。2年冬からは会長に就任。生徒の要望だった雨の日のジャージ下校や、意見箱の設置など、よりよい学校生活となるよう一人ひとりの声に耳を傾けた。友人の誘いで入部したソフトテニス部では、市大会で優勝、県央大会でベスト8と文武両道を体現。横浜隼人高を経て、人型ロボットの開発を学ぶため首都大学東京システムデザイン学部に進学した。「だんだん勉強も難しくなってきた」と話すが、テニスサークルや塾講師のバイトなどと両立。「やっぱり楽しいです」とキャンパスライフを謳歌している。
○…コツコツ貯めたバイト代でロードバイクを買ってからは、サイクリングの虜に。雨の日だろうと、相武台から大学まで1時間かけて通っているという。スカイアリーナ座間はお気に入りの場所。「地元の友人とよくバドミントンをしてます。座って話せるスペースもあるからいい」。都内の大学へ通うようになっても、昔馴染みと交遊し続けている。
○…「将来は介護や救助の現場で、人に代わって仕事ができるロボットを作りたい」。小学生の頃、愛知県で行われた「愛・地球博」でロボットを見て以来、そんな夢を抱くようになった。大学では力学やプログラミングなどを学び、目標に向かってまい進している。「今はわからないことばかりだけど、形として将来残していけたら」――。穏やかな口調ながら、目を輝かせて語った。
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