座間市大凧まつり実行委員会(近藤昭夫実行委員長)は2月7日、今年の凧文字を「稀風(きふう)」に決定した。考案者は、相武台在住の石岡武さんで、市民40人58作品から選出。日本出身者として19年ぶりに横綱昇進を果たした稀勢の里関の勢いにあやかっている。
200年以上の歴史を誇る座間の大凧まつりは、「かながわのまつり50選」にも認定されている伝統行事。毎年5月4日・5日に、相模川グラウンドで13m四方の大凧が大空を舞う。
凧文字は毎年市民の公募によって決定されている。時勢を反映した漢字二文字が例年選ばれており、今年は9歳から89歳と幅広い年代から応募が集まった。
今年選ばれた「稀風」は、日本出身の力士で19年ぶりに横綱昇格を果たした稀勢の里関にちなんだもの。石岡さんによると、「大凧も稀に吹く勢いある風を受け止めて、空高く舞い上がってほしい」という願いが込められている。昨年の「凱風」、一昨年の「輝風」に続き、3年連続で「風」の文字が採用となった。
準備着々と
大凧まつりの準備は、年明けからすで始まっているという。毎週日曜日には、入谷のピアゴ座間店近くにある作業場で組み立て。骨組みとなる竹は、千葉県から仕入れたほか、座間高校近くの竹やぶで伐採したものも使用している。
近藤実行委員長は「今年もしっかりとした大凧に仕上げたい。5月の大空に高く掲げる様を、大勢の方に見てもらえたら」と抱負を語った。
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