座間市は先月20日、2017年度当初予算案を発表した。一般会計は前年度比0・4%減の412億6876万円。昨年度、過去最大となった要因の一つ、高齢者・障害者の支援などに要する扶助費が下がった一方、新消防庁舎建設工事といった普通建設工事費用が伸びるなど、2年連続で400億円を超えた。
一般会計の当初予算案に加え、国民健康保険や介護保険などの特別会計、水道や公共下水道といった公営企業会計を含めた予算総額は前年度比0・3%増の749億5671万円で過去最大になる。
歳入は市税を前年度比1・8%減の183億4959万円で計上。そのうち、個人市民税は前年度に比べプラスに転じたのに対し、法人市民税は前年度比35・1%減となる9億6085万円を見込む。市債は同14・8%増の30億8095万円で、歳入全体に占める割合は7・5%(前年度6・5%)となっている。
歳出を性質別にみると、大きく増えたのが前年度比5・8%増の物件費(60億9075万円)と同7・8%増の普通建設事業(36億8497万円)。物件費にはコミュニティバス運行事業費(1億673万円)等が含まれており、普通建設事業には新消防庁舎建設工事(13億8682万円)や小田急相模原駅前西地区市街地の再開発(3億560万円)などが、前年度に引き続き盛り込まれている。
新規・拡充事業
市は総合計画に基づいて新年度の主要事業を挙げている。主な新規事業は、来年度供用廃止予定の「旧消防庁舎」のうち耐震化を実施した一部庁舎を総合防災備蓄倉庫として活用し、周辺設備の整備を実施する総合防災備蓄倉庫等整備事業費(1694万円)のほか、店舗リニューアル等補助事業費(300万円)など。
拡充事業には、保育所利用定員を拡充するための整備を行う民間保育所に対して補助する民間保育所整備助成事業費(2億5308万円)、資源物分別収集実施事業費(1億7740万円)、中学校給食(選択式)導入準備事業費(8722万円)等が挙げられている。
新年度当初予算案は、現在開会中の市議会第1回定例会で審議される。
座間版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|