座間版 掲載号:2017年3月10日号

神奈川県社会保険労務士会厚木支部の支部長を務める

高橋 毅さん

大和市在勤 47歳

道を拓いた大胆な決断力

 ○…支部は座間市を含む県央地区5市1町1村を管轄する。4年前の支部長就任当初は県内12支部で最も若い支部長として支部を束ねてきた。市が行う市民無料相談を、大和に加え今季から海老名でも開設するなど、その役割を拡げ、存在感を増してきた。支部長の大役も2期目の第4コーナーを回り、いよいよゴールが近づいてきた。次の支部長に向けて「自分の好きなようにやってください」と笑顔でエールを送った。

 ○…生まれは東京の大田区。幼稚園の時に現在の横浜市泉区(当時戸塚区)に転居した。サラリーマン時代、学習塾の講師として高校受験の生徒たちを教えていたが、「夜が遅くキツイ仕事」だったことと、自分自身が勉強したい、との思いが強くなり退職することに。そんな折、偶然、夕刊の紙面で見つけたのが「社労士」の文字。「『社労士』がどんな仕事なのかすら知らなかった」当時。説明を聞いてみようと専門学校へ行くと、半年後の試験対策の講座が「今日から始まります」と告げられ、その日のうちに申し込んだ。翌年、2度目の挑戦で合格すると、すぐに開業した。人生の大きな岐路での大胆な決断力に驚かされる。

 ○…「同姓同名、読み方まで一緒の先生がいたので、やめた方がいいかな」と、自宅ではなく、以前勤めていて土地勘のある大和に事務所を開いた。開業したてのまだ仕事の少ない時期。当時の支部長が役所の臨時職員として、労働基準監督署の指導員の役を世話してくれた。多くの会社の相談を受けながら、自らの糧にした6年間。「今の大きな源になっている」と感謝の気持ちを口にした。

 ○…都内が実家のため、「故郷(いなか)がない」とぼやく。そのため郷愁を感じるべく月に1度は「鉄道や夜行バスを使って、ふらっと遠くへ」出かけるという。当てのない気ままな旅かと思いきや、「宿が取れないと困るので」行先はきっちり。そこの決断力もしっかりしていた。

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