座間おはなし会(北村多香子代表)はこのほど、読書推進のために優れた取り組みを行っている団体などを表彰する文部科学大臣表彰を受賞した。約34年にわたり、市内でストーリーテリング(素話(すばなし))を中心に活動を続けていることなどが評価された。
同会が受賞したのは、読書の推進において特色のある優れた実践を行っている学校や団体などを文部科学大臣が表彰する「子供の読書活動優秀実践校・図書館・団体(個人)の文部科学大臣表彰」の団体部門。文部科学省が2002年度から始めたもので、各都道府県が定めた基準で推薦された団体などを表彰している。
今年度は県内から3団体、1図書館、3校が受賞。同会は先月23日、国立オリンピック記念青少年総合センターで開かれた表彰式に出席し賞状を受け取った。北村代表は「表彰式には読書を推進しようと工夫している方々がいて、参考になることは多かった。私たちがこれまで行ってきた素話をもっと勉強していきたいと思いました」と話した。
同会は1983年4月に発足した。本を見ながら語る読み聞かせとは違い、本を見ずに聞き手を見ながら語るストーリーテリング(素話)を中心に、34年以上活動するボランティア団体。市立図書館(金井雄二館長)などで活動し、「月例お話し会」という話の勉強会のほか、定期イベント、市内の小学校や幼稚園、公民館での「読み聞かせ」にも参加している。
市内の子どもたちのために約34年にわたり、読書活動を続けたことが評価され今回の受賞に至った。
座間市役所で受賞報告
表彰を受け、同会メンバーは5月12日に市役所を訪れ遠藤三紀夫市長に受賞を報告、記念誌も手渡した。 遠藤市長は2011年に「大人のためのおはなし会」に参加したこともあり、その時の話題などに触れ、語りを披露する場面もあった。遠藤市長は「今回の受賞はわが町の名誉。引き続き微力ながら協力したい」と話した。金井館長は「図書館としては児童サービスを支えてくださる心強い味方。非常に喜ばしいこと」と喜びを表した。
現在、同会には北村代表をはじめ、桑原安代さん、島津春江さん、古市静子さんら創設時からのメンバーなど13人が加盟している。
活動は月2回ほど、勉強会のほか、20回以上続けている「大人のためのおはなし会」や県立谷戸山公園での「なつやすみ森のおはなし会」などを実施している。
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