「ひまわりのまち座間」のPRをめざし、座間市は現在、市役所や公共施設でひまわり15万本分の種を無料配布している。栽培を通した郷土愛の醸成もねらいとしており、ひまわりまつりでの開花と合わせて「ひまわり100万本のまち座間」を市民とともに作り上げていく。
この取組みは、「ひまわり咲かせようプロジェクト」と銘打ち、今年初めて市が企画した。5月1日から配布されているひまわりの種は、座間市観光協会が提供したもの。草丈60cmほどで家庭でも栽培しやすいミニひまわりと、約150cmのハイブリッドサンフラワーの2種類を配っている。
魅力 市内外へPR
座間市の観光資源であるひまわりまつりでは、毎年55万本の花が咲き誇る。今回、市は15万本分の種を用意。今年はまつりと合わせて70万本、ゆくゆくは100万本のひまわりが各家庭や公共施設をはじめ、駅、沿道など至る所で咲き誇るまちを、市民や事業者らと共に作り上げたい考えだ。
座間市市政戦略課の担当者は「市民一体となってひまわりを咲かせることで、市外へのPRはもちろん、郷土愛の醸成につながれば」と話しており、シティプロモーションにも役立てようとしている。
5月下旬以降に種まきを
市民の反応も良く、用意した15万本分の種のうち、既に8割近くが配られたという。座架依橋近くにある水と緑の風広場で緑化活動を推進している市民団体「花を咲かそうボランティアの会」の野島誠一郎会長は、「特色があっていい取組みだと思う。ちょうど夏場に咲く花を何か植えようと考えていたところだったので、10万本の水仙花壇の隣にひまわり500本を並べられたら」と、会での種の購入も検討している。
配布場所は市役所1階市民情報コーナー・3階市政戦略課、座間市公民館、北地区文化センター、東地区文化センター、各出張所、各コミュニティセンターなど。5月下旬から6月中旬に種をまくと、7月下旬から8月中旬のひまわりまつりと同時期に開花する。数量限定。問合せは同課【電話】046・252・8321。
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