東原に本社を構える株式会社マグトロニクスはこのほど、同社の菅實会長が所有する元競走馬のサラブレッド「ロマンシーズ」を座間近代乗馬クラブ(栗原)に寄贈した。市などが両者の仲を取り持ったことで実現したもので、5日に市長応接室で寄贈式が行われた。
菅会長が同馬の寄贈を思い付いたのは、常日頃地域貢献をしたいと考えていたことと、ロマンシーズが競走馬として長年活躍していたことから、地元で地域の人に愛されながら、ゆっくりと過ごして欲しいとの思いがあったからだという。
電子機器や通信機器などの製造販売を行う同社は以前にも、自動体外式除細動器(AED)10台を市に寄贈するなど、地域貢献を行っている。今回も、菅会長は、市内唯一の乗馬クラブである座間近代乗馬クラブを含め寄贈先を探していた。
その後、遠藤三紀夫市長や地元関係者などに相談したところ、同クラブの草薙真一郎代表取締役を紹介され、寄贈することとなった。菅会長は「直接話すよりも紹介してもらい、話がスムーズに進んで良かった」とほっとしたように語る。
寄贈式には、菅会長と同社の菅正彦代表取締役社長、遠藤市長、草薙代表のほか両者の仲介に協力した芥川薫県議会議員や大和青年青色申告会の曽根壽太郎会長も出席した。同クラブの草薙代表は「寄贈は大変光栄なこと。まだ、馬を見ていないが、馬の特性に合った方向で活躍してほしい」と期待を寄せる。
ロマンシーズは13年10月26日、東京競馬場で行われたレースに出場、4戦目にして初勝利を挙げた。1年程前から兵庫県園田競馬場で活躍していたが、先月屈腱炎を発症し引退した。
寄贈式では、初勝利した際に騎乗していた、柴田善臣騎手らとともに東京競馬場で撮影した記念写真も草薙代表に手渡された。
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