座間市商工会青年部(椋康兵部長)は11月8日、青年部創立50周年事業として「起業の教室」を児童養護施設「成光学園(矢部雅文園長)」で行った。この日は同学園の中学、高校生約20人が参加、有限会社TSS(ひばりが丘)の代表取締役、鏑木重治さんが講師を務めた。
45歳までの商工業経営者などが集まる青年部によると、中学生の将来なりたい職業ランキングに社長がベスト10入りしているにも関わらず、高校生になると圏外となってしまうことから、おもに中高生をターゲットに、起業の教室を行うことを企画した。現役の若手経営者である青年部員が講師となって、潜在的な人材の発掘や若い世代に起業の良さを伝えることを目的としている。
当日行われた教室では、鏑木さんが著名な起業家たちの紹介や実在の経営者が起業するまでの経緯や起業してからの苦労、体験談などを話した。また、参加した子どもたちは起業家、社長に対するイメージなどを話しあった。
子どもたちからは「どんな仕事がAI(人工知能)でできるのか」といった質問も飛んだ。そして、鏑木さんは「自分磨き、自分しか出来ないことを見つけていくことが大切」と話した。
青年部の50周年記念実行委員会の佐藤洋行実行委員長は「初めての教室でしたが子どもたちは真剣に聞いてくれました。経営者になりたいという子もいたので、きっかけになれば」と起業の教室を振り返った。また、「働き方を教えてくれる機会として職場体験があるが、私たちは経営の経験を伝えていきたい」と市内の中学や高校で起業の教室開講を計画している。
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