県商工会連合会が羽田空港で開いた「神奈川みやげもの市場2015」で11月3日、市内入谷の「どんぐり未来工房」が優秀賞を獲得した。ご当地ワインや漬物など、県内各地のみやげもの約200種が並ぶ中、同工房の「どんぐりクッキー」が異彩を放った。
子ども達の声を形に
クッキーを開発したのは、工房代表の「どんぐり源さん」こと平賀国雄さん(86・海老名市)。縄文人のライフスタイル研究を通じ、どんぐり食品の開発を始めて10年になる。今回のクッキーは幼稚園児たちの声を受けて作られたもので、卵やショートニングは不使用。材料はどんぐりと最小限の素材で、アレルギーや健康への影響を最優先して開発された。
どんぐりの可能性を力説
会場では多くの事業者が販売員を派遣する中、同工房は開発者の平賀さん自ら足を運んだ。「日本は食糧自給率が低く、外国への依存度が高い。もし食糧危機が日本を襲った時に、栄養価の高いどんぐりが重要な役割を果たせるかもしれませんよ」――。商品PRに留まらず、どんぐりの持つ可能性について来場客に熱弁。当初の納品分は早々に完売し、追納しながら10日間で計530袋を販売した。
優秀賞受賞を受け平賀さんは「場所柄色んな人が来てくれたが、皆予想以上に関心を持ってくれた。手ごたえを感じ、新たなステージに来たような気がします」と話している。
問い合わせはどんぐり未来工房【携帯電話】090・6146・5219。
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