神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
座間版 公開:2017年1月20日 エリアトップへ

工業団地SIP座間 連携強固に11年目の船出 和田博理事長に聞く

社会

公開:2017年1月20日

  • LINE
  • hatena
インタビューに答える和田理事長
インタビューに答える和田理事長

 製造業など組合員7社と賛助会員1社が加盟する、市内栗原の工業団地「SIP(シップ)座間」(和田博理事長)。1月5日で操業が本格開始されてから丸10年が経った。和田理事長にこれまでの歩みや11年目の抱負などを聞いた。

 SIP座間は、工場移転を検討していた市内外の中小企業8社が、異業種との連携や集団化による相乗効果をめざして設立した、市内初の工業団地。SIPは「Synergy Industrial Park」の略で、「相乗効果工業団地」という意味が込められている。2005年に組合が発足し、06年12月に団地が完成。現在はダブル技研(株)、フジダン(株)、富士ウッドワークス(株)、(株)コバモク、大協技研工業(株)、(株)ナベシマテクノ、(株)郷田製作所の7社が正会員として、(株)関根商店が賛助会員として加盟している。

逆風にも負けず

 「リーマンショックで厳しい出だしだった」――。和田理事長は設立当初を振り返る。ようやく景気回復が見えてきたところで、東日本大震災に伴う計画停電、電気代の値上げが追い打ちをかけた。組合員の一人は病に倒れ、後継者が見つからず加盟企業が7社に減るなど、苦難の多い10年間だったという。

 逆風の中でも、組合企業同士で取引を行うなど地道に活動を続けた。14年には空工場のスペースを借りた(株)関根商店が加盟。15年には中小企業団体中央会との共催で「ものづくり補助金セミナー」を開催し、市や市商工会から多くの参加を集めるなど光明も見えつつある。

 今後の課題として和田理事長は、隣接する第2期工業団地「SIP座間インフィニティ」との連携や、情報発信の強化を挙げる。2月1日から3日までは、パシフィコ横浜で行われる県下最大級の見本市「テクニカルショウヨコハマ」に、組合から過去最多となる5社が出展するという。和田理事長は「内側だけでやっていればいいという時代ではない。PRに力を入れていかないと」と気を引き締めた。
 

完成当初のSIP座間※同組合から写真提供
完成当初のSIP座間※同組合から写真提供

座間版のローカルニュース最新6

異文化に触れよう

異文化に触れよう

2月9日 国際交流フェス

1月31日

20年前から熱い気持ちで

20年前から熱い気持ちで

時を超えて再度インタビュー

1月31日

老人クラブで防災講話

老人クラブで防災講話

石川さん、具体例交え

1月31日

小学生以下にプレゼント

ラグビーボール2019個

小学生以下にプレゼント

2月2日(日)三ツ沢球技場で

1月31日

男声合唱の世界へ

男声合唱の世界へ

座間男声合唱団定演

1月31日

地元の力になろう

地元の力になろう

災害VCスタッフ養成講座開催

1月31日

あっとほーむデスク

  • 11月8日0:00更新

  • 11月16日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

座間版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2020年1月31日号

お問い合わせ

外部リンク